最近、サステナブルって聞いたり目にしたことありませんか?
美容業界でも取り組が始まっているんですよ。
サステナブルを考えみませんか?
美容業界でも取り組みが始まっています。
「サステナブル」とは「持続可能」という意味です。
現在、全世界の人たちが共通の目標として取り組んでいるのが「サステナブルな社会」の実現です。
その前に、「SDGs」の事も知っておく必要があります。
なにが違うのか知っておくことも大事ですね。
サステナブルとSDGsの違い
「SDGs」は2015年に国連サミットで採択され、2016年から2030年の15年間で達成すると掲げられた目標です。
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。これから先も良い世界を継続するために、達成すべき17の目標を立てました。
17の目標を三つの層に分類した構造モデル。
基礎には生きるために不可欠な「環境」があり、その上に「社会」があり、それらが整った上に
「経済」が成り立つという構造になっています。
人権問題や環境、自然など今後も長く地球と生きていくために掲げた目標です。
サステナブルとは
SDGsを理解するためには「サステナブル」という言葉を知ることから始まります。
SDGsの頭文字のSは「Sustainable」そう、「サステナブル」だからです。
「サステナブル」とは「持続可能」という意味。サスティナブルと表現することもあります。
何を持続させるのか?それは私たちの生活です。
これからも長く地球と生きていくには、環境を壊さず、資源も使いすぎず美しい地球で生活を続けていくことができる社会を作ることです。
美容業界でも持続可能な社会を実現するために様々な取り組みが行われています。
サステナブルな取り組み
美容での取り組みは様々。
コスメでは「オーガニックコスメ」や「ナチュラルコスメ」とも呼ばれる化粧品も人気に。
オーガニックコスメは「オーガニック認証を取得した化粧品」、「環境に負荷をかけずに作られオーガニック素材を用いて作られた化粧品」の事です。
オーガニックとは有機栽培の意味を持つ言葉で、有機肥料などよって土壌の持つ力活かして栽培する農法の事を指しています。
ナチュラルコスメは、自然由来の成分を中心とした製品で、化学合成原料をごくわずかしか使用していない、または全く使用していない化粧品の総称です。
成分だけではなく、パッケージも環境に配慮したものを使用しています。
特に欧米や中国での取り組みが進んでいます。日本でも近いうち、環境に配慮した成分やパッケージなどが当たり前になっていくでしょう。
美容室やエステティックサロンでも、たくさん使用するタオルを天然素材に変えたり、洗濯用の洗剤を100%自然由来のオーガニック洗剤に変えたりしています。
水道代や電気代の削減に取り組んでいるサロンも多くなってきました。
ペーパーレスにも取り組み、カルテは紙から電子カルテへ。
その他の紙類は再生紙へと変更をして、サステナブルに取り組んでいます。
様々な分野でサステナブルな取り組みが始まっています。
特に若い方たちは、学校でSDGsを学びSNSなどで海外とすぐに交流ができることから、自然に多様性が備わっています。
そのような若い方たちが、社会に出てくることで、さらにサステナブルな流れは加速していくことでしょう。
美容クラスター
海外では環境を意識した化粧品や生活用品が注目を集めていて、若い方たちも関心を持っています。
日本でもこれからどんどん、美容に関する環境なども変わっていくと言われています。
それに対する企業の取り組みも注目されています。
その中で、博報堂では「誰もが日常生活で行っているアクションから始めよう」というコンセプトのもと、生活者の行動をADGsアクションに変えていくプラットフォーム「EARTH MALL」を展開しています。
その第三弾として、美容をテーマとしたアクションプラットフォーム「EARTH MALL BEAUTIES」を立ち上げました。
「EARTH MALL BEAUTIES」では、独自で実施した定量調査をもとに、化粧品などの美容購買時の環境意識や社会意識を分析し、生活者を5つのクラスターに分類しています。
その分類がオリジナルで開発した「サステナブルな美容クラスター」なんです。
美容に関する価値観や購買行動は人それぞれ違いますよね。
「EARTH MALL BEAUTIES」のHPで、自分がどのクラスターなのか診断ができます。
どれに当てはまるか診断してみるのも楽しいですよ。ちなみに私は、②でした。
①アース&カルチャー派 ~アクティブサステナショッパー~
環境・社会に優しいことは当たり前。ハイリテラシー、ハイセンスで、サステナブルが生活の一部である情報高感度層。
②安心ネイチャー派 ~安心安全サステナショッパー~
自らを大切にすることが社会を守ることにもつながる。心地よさや成分の安全性を重視する品質重視層。
③シンプル&ミニマム派 ~追っかけサステナショッパー~
シンプルに必要最低限に社会に貢献。周りで流行っているものに関心を持つフォロワー層。
④エコ&スマート派 ~合理的サステナショッパー~
自らの生活にも社会にも無駄なく。節約や低価格に関心があり、詰め替えも使いこなす価格重視層。
⑤メリハリ自己表現派 ~自分をアゲるサステナショッパー~
社会に貢献することはおしゃれである。エコは当たり前、自らの価値向上にサステナブルを取り入れる自己表現層。
このように、タイプ別にすると自分が何にこだわっていて、どのようにサステナブルを取り入れているのかが理解できます。
どのように、商品を選べばサステナブルな生活を送れるのか?
買い物の指針となるサステナブルラベルを見ていきます。
サステナブルラベル
サステナブルラベルは、持続可能な原材料調達や環境・社会的配慮につながる、さまざまな 国際認証ラベルの事です。
暮らしを支える農林水産業や繊維産業をはじめ、様々な分野に サステナブル&エシカルにつながるラベルがあります。
どんなラベルがあるのか見ていきましょう。
国際フェアトレード人認証ラベル
開発途上国から原料や製品を不当に安く買うのではなく、適正な価格で継続的に買い取る取引の事。
オーガニックテキスタイル世界基準
有機栽培の原料を使用し環境と社会に配慮して製造・加工されたオーガニック繊維製品の基準にの認証マーク。
Organic Content Standard(OCS)
原料から最終製品までの履歴を追跡し、その商品がオーガニック繊維製品であることを証明するマーク。
有機JASマーク
JAS法で定められた有機生産基準で生産、加工された食品。農薬や化学肥料の使用を極力避け、自然循環機能を活用し生産されていることを示す。
レインフォレスト・アライアンス認証
農園の環境、土壌・水を含めた天然資源、生態系や生物多様性を守り、労働®の労働条件やその家族・地域社会を含めた教育・福祉などの厳しい基準を満たした農園に与えられます。さらに、生産性向上などを研修などで推進することにより、自立した農園経営を目指します。
Roundtable on Sustainable Palm Oil(RSPO)
持続可能なパーム由来原料を使用した、あるいはその生産に貢献した製品であることを示す。
森林管理協議会
森の動植物、地域の人々に配慮し、将来も豊かな森を維持できるように管理された森の木材が使われていることを証明する。
水産養殖管理協議会
環境と社会に配慮した養殖業を認証し、責任ある養殖により生産された水産物のマーク。
海洋管理協議会
持続可能で環境に配慮した漁業を認証する漁業認証と、サプライチェーン内で認証水産物と非認証水産物を確実に分別するためのCoC認証から成る。認証水産物にはMSCエコラベル(海のエコラベル)を表示できる。
これだけ代表的なサステナブルラベルがあったなんて驚きです。
これまで目にしてきたはずのマーク、気にしていなかったと反省。
美容から見ても、とても関係のあるラベル。
身に着けるもの、口にするもの、肌につけるもの・・・自分の健康や美容に関わるものですよね。
環境を意識した商品を手に取れる自分でいたい!と思いました。
まとめ
サステナブルな社会・・・これからも生きていくうえで大切な課題です。
「持続可能」な取り組みを意識して、商品を購入することも必要になりますね。
未来のために、今の私たちが何ができるか?を考えながら進んでいきたいものです。
最後まで、読んで頂きありがとうございました。
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