エステティシャン＆講師のこはなです！
気になる事やたまに美容のこともつぶやきます。
エステティシャンの仕事は施術も大切ですが、それ以上に大切なのが「接客」です。
お客様がサロンに求めるものは、気持ちが良くて癒され効果の実感できる技術とリラックスして居心地がいいと感じる空間。
その空間を作るのが、心のこもった接客ができるエステティシャンなのです。
エステサロンの接客は施術ルームに入れば、お客様と1対１がほとんど。
特に初めてのお客様はファーストコンタクトで、お店や担当エステティシャンのイメージを勝手に決めてしまいます。
技術が上手なのは当たり前、そこに付加価値があるからこそリピートに繋がっていくんです。
まずは、リピートしてもらえるマナーと接客を心がけましょう。
エステティックとは？
エステティックとは・・・・
お客様の心の中にある「美しくなりたい」「若々しくありたい」「癒されたい」という要求や願望を実現し、お客様の幸せと満足感をもたらす事にあります。
エステティックは健康な人に対して「一人ひとりに異なる肌、身体、心の特徴や状態を踏まえながら、手技、化粧品、栄養補助食品および、機器、用具、等を用いて、人の心の満足と心地良さと安らぎを与えるとともに、肌や身体を健康的で美しい状態に保持、保護する行為」であって、肌や身体を治療する事ではありません。
エステティックは特に「基礎的美容」を中心に働きかけをしていきます。外部からのトリートメント技術と内面からの健康な精神や肉体作りが主な役割ですから、おのずから継続性が重視されます。
継続する為にはお客様との間に強い結びつきが必要であり、そこには信頼関係が求められます。
そのためにエステティシャンは幅広い専門的な知識と技術、人に好かれる豊かな人間性を身につけ、お客様に信頼される責任を自覚することが大切です。
エステティックで提供するサービスは、施術とカウンセリングです。
エステティシャンとしての心構え
＜エステティシャンの資質＞
エステティックにはお客様の思いが託されています。
その思いを壊さないように心のあるエステティシャンになれるように心がけましょう。
その為には、エステティックの知識と技術を確実に習得することから始まります。
直接、人の肌に触れられる仕事はほとんどないと思います。その分、エステティシャンの手から心の動きが伝わります。
お客様に安心と信頼を与えられるように、人間性も高めていく必要があります。
＜魅力ある人間性＞
手から思いが伝わる仕事・・.・人間性を磨く努力も必要です。
身だしなみも大切ですが、言葉遣いや会話なども勉強する必要があります。
全てがそろって、魅力ある人柄が手に入り信頼も得ることができます。
接客のマナー
ホスピタリティーマインドとは「おもてなしの心」を意味し、お客様を親切におもてなしする心構えと行動を表した言葉です。
お客様に喜んで頂く為に、あいさつや言葉遣いなどの基本的なマナーはあたりまえ。「おもてなしの心」を持つことが大切です。
そして、魅了のある人間性に必要な外見や教養は接客マナーの基本となります。
◆接客における基本の5ヵ条◆
- お客様に安心感を与える笑顔
- お客様の心を開かせる明るい挨拶
- 身だしなみは清潔が第一
- 言葉遣いは丁寧に
- 態度・振る舞いには思いやりを込めて
接客業に必要な笑顔と挨拶は感謝の気持ちを込めて！
■魅力的な笑顔は第一印象を左右する！
ここで、自分のイメージが決まってしまうことも・・
心地いい声のトーン、気持ちのこもった挨拶、視線も大切です。
相手より先に挨拶をする事！しかし、むやみに大きな声でのあいさつはＮＧ！
態度もあいさつの一部と心がけてください。
■第一印象は最も重要！
最初の5～6秒で相手の印象を決定づけると言われます。
相手に好印象を与える為には、最初が肝心です！
見た目の清潔感、表情、言葉遣いなどにより、こんな人かも？と勝手に印象づけられます。
自分の話し方や笑顔などは動画を撮ってチェックするのが、とても分かりやすいです。
スタッフなど数名いる場合は、お互いにチェックし良いところ、悪いところを言い合うのも良いですね。人の接客を見ることはとても勉強になりますから。
メラビアンの法則も知っておこう
「メラビアンの法則」とは「3V法則」または「7-38-55ルール」と呼ばれる心理学の法則です。
人は話す時に単純に言葉だけでやり取りをしている訳ではありません。
言語情報（Verbal)と聴覚情報（Vocal)と視覚情報（Visual)も含めて会話をしています。
●顔かたち、髪型、表情、服装などその人の外見（視覚）・・55％
●声質や語尾、語調、間の取り方などの話し方（聴覚）・・38％
●話の内容自体から受ける印象は・・7％
スムーズなコミュニケーションには、この3つのバランスが取れていることが必要なのです。
・初対面の相手に好印象を与えるには、身だしなみもポイント！
清潔感は大切です。それに加え、上品さや控えめさを感じて頂く事も重要です。
・お客様に気持ちよく過ごして頂く為には・・
髪型、メイク、制服、指、爪、アクセサリー、シューズなどまで気を配ることが必要。
・言葉遣いは接客の基本！
お客様との関係を円滑にするには、丁寧な敬語を使いこなす事が求められます。
そして、心のこもった言葉遣いに気を配りましょう。
さらに動作を付けるとより効果的です。
・振る舞い・態度にも気を付けましょう！
接客するうえで忘れてはいけないのは、常にサロンの代表だという自覚を持つ事！
あなたの態度がサロンスタッフ全員の態度と見られてしまいます。
「見た目は大事」と言われますが、人の第一印象がそれだけでは無い事が分かりましたよね。
見た目にプラスして、話し方や声のトーン、会話の内容も見直してみましょう。
好感の持てる行動を！
まずは、お客様に誠意をもって対応し心遣いを忘れないようにしましょう。
お客様が来店された時の、美しく礼儀正しい振る舞いを！
お迎えする時、用件を聞く時、誘導する時、お見送りする時など好感の持てる行動を心がけましょう。
1、お客様の立場で考える。
自分がお客様だったら・・・と考えて行動をしましょう。
どんな状況でも相手の立場になって共感するという気持ちを忘れないように。
2、歓迎されたい気持ち！
誰でも快く歓迎されたいものです。
来て頂いてありがとう、という気持ちを精一杯、表現してみましょう。
3、お客様をほめる！
褒められることは嬉しいものです。
褒める対象は、身に着けているものや趣味など素直に感じたことを口にしましょう。
無理に褒めると逆効果になる事もあるので注意が必要です。
4、必ずお名前で呼ぶ！
「〇〇様」とお名前で呼びましょう。特別な存在として大切に扱ってくれているという印象を持ってくれます。
5、お客様に恥をかかせない！
お客様が知らない事を自慢げに話さない。さりげなく話題を変える等、常にお客様が話題の中心になれるように気を配りましょう。
6，「話す力」より「聞く力」を大切に！
コミュニケーションで大切なのは「聞く」ことです。お客様の言葉に耳を傾け小さな悩みでもキャッチできるように「聞く力」を磨きましょう。
話すことで心が軽くなり、癒される方も多くいます。
お客様の対応をする時は「おもてなしの心」を忘れなければ、自然と態度や行動に現れます。
相手に寄り添うことが出来れば、素敵な接客ができる！と私は考えます。
まとめ
エステティックサロンには様々な悩みを抱えたお客様がいらっしゃいます。
また来たいと思ってもらえるような接客ができると良いですね。
おもてなしの心を忘れず相手に寄り添い、心も体もスッキリきれいになって帰って頂きましょう。
その為には、素敵な笑顔と気持ちの良い接客も忘れずに！
最後まで読んで頂き、ありがとうございまいました。
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