夕方になると目が乾いて辛くなりませんか?
特に最近はパソコンやスマートフォンの使い過ぎで
目を酷使してる人が増えているんですよ。
そうなんですよ。
夕方になると目が痛くて涙が出てきます。
原因が知りたいです!
このところ、目が痛い・乾く・涙が出てくるなど目の辛さを訴える人が多くなりました。
それは生活環境の変化にあります。
自宅時間がふえて、今まで以上にパソコンやスマートフォンを見る時間が多くなっています。
特に70%以上の方が様々な情報をスマートフォンから得ているとされています。
確かに、お店選びや調べものなどすぐにスマートフォンで探してしまいます・・
現代病ともいわれる「VTD症候群」とはご存じですか?
目と身体のつながりに関係する症候群なんです。
色々と調べてみましょう!
目の疲れの原因
目の疲れの原因は人それぞれに違います。
やはり、パソコンやスマートフォンの使用が一番の原因になっている方が多いですね。
気になるのが睡眠不足やストレスによっても目に疲れが出ること。
精神的な要素も関係があることが分かります。
目を使いすぎると、痛みや充血、かゆみも出る人がいます。それだけでも精神的に良くないですよね。
パソコンやスマートフォンによって引き起こされる目の疲れは酷くなると、「VTD症候群」と言われます。
VTD症候群って?
VTD症候群って知っていますか?私も目の疲れを調べて初めて知りました。
「VTD症候群」
パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器(Visual Display Terminal)を長時間にわたり使用することで、眼や身体だけではなく心にまで異常を引き起こす現代病の事です。
身体的・精神的にも影響を及ぼします。
VDT症候群とは、ヴィジュアル・ディスプレイ・ターミナルの略で、パソコンやスマートフォンなどの表示機器の総評です。
ほとんどの方が自覚症状があり、約9割が目の疲れを自覚しています。
目の疲れや首、肩の凝り、腰痛といった身体的症状だけではなく、不眠やイライラ、抑うつなどの精神面にも影響を及ぼしやすいのが特徴です。
精神的にも問題が出てくることが怖いですよね。
最近ではゲームをする子供にも多いと言われます。
視力が低下したり、肩こりがや便秘がひどい、イライラしやすい落ち着きがないなどなど。
子供の目と心を守るためには、長時間のプレイは止める、少しでも外で遊ばせるなどの工夫が必要です。
早期の対処が必要なんです。目の不調を訴えたらすぐに診察を受けることが大切です。
厚生労働省でも「職場の安全サイト」にVTD症候群について情報を発信しています。
これだけ、社会問題になっているので、気づいたら目を休めるようにしましょうね。
ドライアイとは
眼の疲れがひどくなり、ピント調整が上手くいかなくなるとドライアイに繋がります。
目が乾いてゴロゴロ・・思い当たる方も多いのでは?
特にコンタクトをして目を酷使する方の多くにこのような症状がみられます。
ドライアイは「涙の分泌量の不足」「涙の質が低下」することが主な原因です。ドライアイになると異物の侵入や瞬きによる摩擦などの影響を受けやすくなり、角質の表面が傷つきやすくなります。
また、環境的な要因でドライアイ症状を引き起こすこともあります。
パソコン、エアコン、コンタクトは日常的にドライアイになりやすい環境を生み出している「3コン」と言われています。
パソコンやゲームなどで目を酷使している若年層にドライアイの方が増加しています。
ドライアイには3タイプに分ける事ができます。
ドライアイ3種類とは?自分はどれ?
ドライアイと言っても原因は一つではありません。
そして、ドライアイには涙が大きく関係しています。
涙は、角膜側からムチン層、涙液層(水分)、油層の3つの層で構成されています。
ムチン層は涙を角膜に固定させる働き、涙液層は角膜への栄養と保護の働き、油層は涙の蒸発を防ぐ働きをしています。
⓵「涙液蒸発亢進型」涙が蒸発しやすくなって起こるドライアイ
★亢進型は、油層を作っているマイボーム腺という組織に異常があり、油分が十分に分泌されず、涙が蒸発しやすくなります。この症状をマイボーム腺機能不全といい、ドライアイの症状の約8割以上を占めています。また、VDT作業による瞬きの回数の減少、エアコンなどの送風、湿度の低下などの生活環境によっても涙が蒸発しやすくなります。
化粧品や汚れなども原因になる事もあります。
<マイボーム腺>
マイボーム腺はまぶたのふちのところに位置し、上下のまぶたにそれぞれ30個くらいあり、開口部がふちのところにほぼ一直線に並んでいます。
油(脂質)を分泌していて、この油がまばたきで涙の表面にひろがり、涙が蒸発するのを防いでくれています。
マイボーム腺機能不全とは、要するに「働きが悪い」ことです。油が出なくなるタイプ(分泌減少型)と油が出すぎるタイプ(分泌過多型)があり、日本では圧倒的に油が出なくなるタイプ(分泌減少型)が多いのです。とくに高齢者に目立ちます。
なぜ油が出なくなるかというと、油の性状が変わって固まりやすくなるためだとされています。
高齢者で、マイボーム腺を圧迫すると、練り歯みがき状の内容物が出てくることがあります。さらに性状が変化して固いかたまりになって詰まってしまっていることもあります。
マイボーム腺の働きが悪いと、涙の表面に蒸発を防ぐための油の膜がきちんとできません。そのため、それだけ涙が乾きやすくなります。
②「涙液分泌減少型」涙の量が減少して起こるドライアイ
★涙液層の異常によっておこるドライアイの事。
眼の刺激⇒神経伝達⇒涙の分泌というシステムに異常が生じ涙が分泌されにくくなります。
自己免疫疾患のシェーグレン症候群も上げられます。
涙液の分泌量が減少する涙液分泌減少型ドライアイは、通常は反射性に分泌される涙液が分泌されなくなり、眼表面に傷が付き、常時乾燥や異物感などの症状に悩まされます。
リスク因子は、加齢や、病気、ストレス、薬の副作用があげられます。
③「BUT短縮型」涙の質が不安定になって起こるドライアイ
★最近は、涙液分泌減少型、涙液蒸発亢進型の2つのドライアイとは異なるタイプの
「BUT(Breakup time:涙液層破壊時間)短縮型ドライアイ」に注目が集まっています。
通常、瞬目の後には10秒以上涙液層が角膜上に保持されますが、このタイプのドライアイの患者の場合、涙液の分泌量に異常がなくても、すぐに涙液層が破壊されてしまいます。
原因は眼の表面に涙を定着させるムチンの働きが低下しているからと言われています。
涙は充分に分泌されているのに、涙が目の表面全体に均一に行き渡らず痛みや乾きが生じます。
パソコンなどの作業が多い人やコンタクトレンズを使用している比較的年齢の若い方の間で増えてきています。
ドライアイトイにもこのような種類があります。
ご自分はどの対応に当てはまりそうですか?
症状が軽いうちに、自分でも対処しておくと良いですよ。
眼の疲れの対処法
目が疲れたら酷くなる前に、セルフケアをしましょう。
- 市販の目薬を使用する
「かわき目に」などのパッケージがおすすめ。「人口涙液」の目薬を選びましょう。
「人口涙液」の目薬は涙に近い成分でできているので、水分を補い栄養も与えてくれます。 - まぶたを温める
目を閉じてホットアイマスクを乗せます。油分を分泌するマイボーム腺の詰まりを改善し涙に質を向上させます。1回5分以上が目安です。 - 意識的に瞬きをする
特にパソコンやスマートフォンの画面を見るときは意識して瞬きを増やしましょう。瞬きを忘れていることが多くあります。涙を分泌させましょう。 - 遠くを見る
眼の遠近をリフレッシュさせるために、遠くを見ることも必要です。パソコンやスマートフォンの画面ばかり見ていると、近くを見る筋肉だけ緊張してしまいます。緩めるためにむ遠くを見て目の筋肉を動かしましょう。 - 眼も周りのツボ押し
目の周りを押して、自分が気持ちいいと思うところを押してください。
そこが疲れているところです。強く押しすぎないように!
セルフケアをするだけでも、目の辛さが和らぎます。
放っておかないようにしましょう。辛さが倍増するだけです。
まとめ
人生100年時代!
自分の人生を彩りよく過ごすためにも目を大切にしましょう。
「目はむき出しの臓器」という認識を持ってください。
これくらい・・などと思わずに少しでも違和感があったら、ケアをしてくださいね。
私も目が悪いので、気づいたらマッサージしたり目薬をしたりとケアしています。
健康寿命は自分で作っていかないと!
最後まで読んで頂きごありがとうございました。
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