エステティシャン&講師のこはなです。
入浴できれいになるって知ってました?
バスタイムできれいと健康を手に入れましょう!
年齢を重ねると健康にそして美肌になりたい!と強く思いませんか?
そうなんですよね・・・私も肌状態が若い時と比べるとびっくりするくらい回復するのが遅い。
イキイキした肌じゃなくなって悲しくなります・・・
しかし、バスタイムを見直したらお肌の状態が良くなってきたんです!
私たち日本人は世界中でもまれな、毎日でも湯船に浸かる習慣のある国に住んでいるんです。
入浴の習慣は、少しの工夫で健康や美肌に役立てられることが様々な研究で証明されています。
肌に悩みがある方はぜひ、バスタイムを見直して私と一緒にきれいな素肌を手に入れましょう。
美肌になるための入浴法
入浴は毎日の生活の中で手軽にできる、美容やリラックスにもつながる健康法です。
意外と知らない美肌になるための入浴法を知り、入浴方法を見直してみましょう。
・全身浴で効果的に肌のターンオーバーを促す
半身浴より健康効果が高く美肌にも良いことが分かっています。
お風呂の温熱効果と静水圧作用で血流をアップさせることで、肌の細胞に十分な栄養や酸素が届き
ターンオーバーが促されます。血液循環が良くなれば、酸素をたくさん含んだ鮮やかな赤色の血液が
流れるので、血色がよく健康的な肌色にもなります。
・適度な温度での入浴が効果的
入浴の効果が得られるお湯の温度は「40℃」です。
少しぬるいと感じるかもしれませんが、どんな方にもリスクがなく、のぼせも起きにくい安全な温度。
浸かる時間は10~15分を目安にしましょう。この時間でも温熱効果は十分に得られます。
良い睡眠を取るには就寝の1~2時間前に入浴すると、体温が下がるタイミングと布団に入るタイミングが重なり、スムーズに入眠することが出来ます。
熟睡できない方におすすめです!睡眠も美肌には必要ですからね。
・入浴剤を上手に使いましょう
お湯の刺激からお肌を守り血行を促す事が大切です。
そこで役立つのが「入浴剤」です。
入浴剤には様々なミネラル成分が配合されているので、二番風呂と同じような効果が得られます。
昔から、一番風呂は良くないと言われている事は後で説明しますね。
入浴剤を選ぶ際は「医薬部外品」「浴用化粧品」の表示があるものを選ぶと良いですよ。
安全性と有効性について、国の医療品医療機器等法による規制を受けているので安心です。
・美肌のためにはボディソープ選びも大切!
自分の使用感を大切にし自分の肌に合うと思うものを選びましょう。
必要な皮脂やセラミドまで洗い流してしまわないように、洗いすぎには注意してください。
肌表面の皮脂は30代をピークに減少するので、30代以降の方は毎日洗う個所は皮脂腺の多い場所を
中心に洗い(頭部、顔、背中の上部、足指の間、脇の下)ほかの脚や腕などの部位は2~3日に1回の
ペースで十分。
湯船に浸かるだけで、毛穴が開き汚れや皮脂が除去されるので日常的な肌の汚れは落ちているのですから問題ありません。
こちらが基本的な美肌になれる入浴方法です。
意識しながら入浴をすることでお肌がイキイキとしてきますよ。
洗いすぎも良くないし、熱すぎる湯船もお肌には良くないことがお分りいただけたと思います。
そうそう、一番風呂が良くないのはなぜなのか?説明しますね。
日本の水は肌を刺激する?
一番風呂がお肌に良くない理由は、日本の水の性質にあります。
日本の水は、含まれるマグネシウムやカルシウムの量が少ない軟水です。
しかし、人間の体にはタンパク質や様々なミネラルなどの成分が含まれているので濃度があります。
湯船に浸かったとき、ピリピリ感や肌への刺激を感じたことはありませんか?
その原因は軟水と体液の濃度の差なんです。
お風呂の水は軟水でミネラルなどの濃度が低く、濃度の濃い皮膚の中に移動しようとします。
これが刺激となり現れるのがピリピリ感で、しかも長風呂をすると指先などふやけますよね?
それは、水が肌の中に移動した証拠です。
このことから「一番風呂は体に良くない」と言われるようになり、軟水のままの一番風呂は体への刺激が強いので二番風呂の方が肌への刺激が和らぐのです。
入浴後の肌の検証結果もあります。
一番風呂と二番風呂の入浴後の検証をしたところ、二番風呂の方が肌のきめが整っているという結果も得られています。
でも・・一番風呂に入らなければいけない時もありますよね?
そんな時は、ぜひ自分好みの入浴剤を入れましょう。
できれば「医薬部外品」「浴用化粧品」表示のあるものが良いですけどね。
悩み別の入浴方法
綺麗なお肌を保つためには入浴剤を入れて、肌を刺激から守る事が必要なのはお分りいただけたと思います。
次に少しステップアップしましょう。
毎日の入浴方法が同じになっていませんか?
その日によって体調は変わります。その体調に合わせて入り方を工夫してみましょう。
心身をより良い状態に近づけることも美肌には大切なことです。
<冷え性>
炭酸系の入浴剤を使い血流をUPさせましょう。
炭酸風呂に入ると炭素(二酸化炭素)が皮膚を通して体内に吸収され、全身の血流が促されることが明らかになっています。
血流が良くなるので冷え性の方には最適です。お肌にも血流にのって栄養も運ばれるので美肌のお手伝いもしてくれます。しかも、炭酸には毛穴の汚れを落としてくれる効果も!
<花粉症>
花粉症対策の基本はアレルゲンである花粉の除去。まずはシャワーで花粉を取り去りましょう。
シャワーと湯船の温度は42℃を越えないように注意して下さい。
42℃を越えるとアレルギー症状を悪化させる「ヒスタミン」という物質が生まれることが研究で分かっています。
ゆっくりと湯船に浸かり、鼻と気道に適度な温度と湿り気を与えると、息苦しさも緩和されます。
花粉で肌荒れを起こす方もいるので、自然な保湿も美肌に繋がりますよ。
<肩・首のコリ、腰痛>
お風呂の温熱効果で血流を良くし、筋肉疲労を取り去る事が「こり」を和らげる方法です。
40℃のお湯に10分間浸かり、凝っている部分が温まってきたらゆっくりとストレッチ。
腰痛に良いのも浮力が働くので腰の負担を軽減できるからです。
「ぎっくり腰」の場合は入浴は控え、医師の診断を受けてくださいね。
<更年期>
更年期障害を和らげるには、自律神経の働きを促し整えることが必要です。
反復入浴が効果があると研究で分かっています。
毎日40℃のお湯に5分入浴→休憩→5分入浴→休憩→10分入浴と反復して入ります。
自律神経の働きを正常に戻すためには、体のリズムを整えることが欠かせません。
入浴は毎日決まった時間にするように心がけてくださいね。
女性なら誰もが経験する「更年期」、男性にだってありますからね。
少しでも入浴で和らげましょう。
他にも様々な身体の悩みがあると思います。
じっくりと体に向き合えるバスタイムを大切にして、体の状態に合わせた入浴法を試してみましょう。
美肌になる為の入浴チェック
自分の入浴方法をチェックして入浴習慣を見直してみましょう。
なかなか肌の乾燥が改善しない、肌荒れが落ち着かないなどの悩みが解決しない場合は入浴習慣が影響しているかもしれません。
早速、チェックしてみましょう。
- 40℃を超えるお湯での入浴はしていない
- シャワーだけでなく湯船に浸かっている
- 一番風呂はなるべく避けている
- 長湯や何度も入浴をしていない
- 洗う時は素手や柔らかい木綿のタオルを使用している
- 適切な入浴時間を守っている(10~15分)
- 自分に合った入浴剤やボディーソープを使用している
- 入浴中に体が温まったら軽いストレッチをしている
- 入浴後は10分以内にきちんと肌のケアをしている
- 入眠も1~2時間前に入浴を済ませている
どうでしょうか?
これが出来ていないな・・というところを意識して入浴を見直して美肌に近づきましょう。
入浴後のスキンケア
入浴で美肌を目指すには、入浴後のスキンケアも重要です。
なぜなら入浴後のお肌は急激に乾燥していくからです。
入浴すると一旦は水分が肌に浸透して角質が潤います。
ところが湯上り後は、皮脂やNMF(天然保湿因子)、細胞間脂質といった肌の潤いを形成している保湿成分が一時的に流出してしまい、肌の水分を保てなくなります。
なんと、入浴前より肌の水分量が低くなることが分かっています。
入浴後の10分以内にスキンケアをする事が大切です!
この通り、保湿のタイムリミットは10分以内なのです。
10分以内にきちんとスキンケアを行えば、入浴前よりも水分量の高い状態が保てると、統計学的有意差が認められています。
入浴後に10分以内にスキンケアをするのは難しい!という方もいますよね。
そんな方におススメは「インバスケア」。
湿度の高い浴室で濡れた皮膚のまま保湿ケアを行う事で、入浴後の肌と比べると2倍近く水分量を保持できることが分かっています。
顔だけでなく全身を保湿し、特に皮脂の少ない部分は意識してケアしましょう。
最近では濡れた皮膚にも効果的に保湿が出来るスキンケア商品もあるので上手に使いましょう。
肌の保湿のリミットを意識してケアする事も美肌を保つ為には大切ですからね。
ぜひとも、入浴方法と入浴後のスキンケアのあり方を見直して、何歳になってもスベスベのお肌を手に入れましょう!
まとめ
毎日でも湯船に浸かる習慣のある日本。
入浴方法を見直すだけでも、お肌がキレイになります。
私も肌が乾燥してクリームを塗ってもなかなか良くならなず、悩んでいました。
でも、毎日の入浴習慣を改めて見直し変えることで、乾燥や肌荒れから解放されました!
長くお付き合いするお肌、自分できちんとケアをしてあげましょうね。
美しい素肌は自分で作ることができるんです!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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